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06 大きいモケイを作ってみたぞ!宇宙ヨット「イカロス」を作ろう!

2010年(ねん)5月(がつ)、種子島(たねがしま)からH-IIAロケット世界(せかい)(はつ)の宇宙(うちゅう)ヨット「IKAROS(イカロス)」が打ち上げ(うちあげ)られます。「イカロス」は太陽(たいよう)の光(ひかり)を受け(うけ)て進む(すすむ)宇宙(うちゅう)のヨット。巨大(きょだい)な帆(ほ)を持って(もって)いて、太陽(たいよう)の光(ひかり)が帆(ほ)に当たる(あたる)ほんのちょっとの力(ちから)を進む(すすむ)(ちから)に変え(かえ)ます。でも、大きな(おおきな)(ほ)ってどれくらいの大きさ(おおきさ)なんでしょう?写真(しゃしん)や動画(どうが)からはいまいち分かり(わかり)ません。というわけで、本物(ほんもの)と同じ(おなじ)大きさ(おおきさ)の模型(もけい)を作って(つくって)みることにしました。

本物を見に行った!

まずは下調べ(したしらべ)から。JAXAで本物(ほんもの)の「イカロス」を見せ(みせ)てもらうことにしました。

機械がびっしり、かっこいい!

これが本物(ほんもの)の「イカロス」。「イカロス」の本体(ほんたい)は直径(ちょっけい)が1.6m、高(たか)さが0.8mほどの丸い(まるい)(かたち)をしています。一番(いちばん)(うえ)には太陽(たいよう)電池(でんち)パネルがあり、胴(どう)の部分(ぶぶん)にセイル(帆(かい))が巻か(まか)れています。写真(しゃしん)の銀色(ぎんいろ)の部分(ぶぶん)がそれです。セイルをはさむように、カメラやスラスターなどが付け(つけ)られています。なんだか大きな(おおきな)糸巻き(いとまき)みたいな形(かたち)ですね。

イカロスってどんな衛星?

「イカロス」は、太陽(たいよう)の光(ひかり)を受け(うけ)て進む(すすむ)ソーラーセイル、という技術(ぎじゅつ)を世界(せかい)で初めて(はじめて)確かめる(たしかめる)ための実証機(じっしょうき)です。金星(きんせい)探査機(たんさき)「あかつき」と一緒(いっしょ)に打ち上げ(うちあげ)られて金星(きんせい)に向かい(むかい)ます。その途中(とちゅう)で14メートル×14メートルのセイル(帆(かい))を広げ(ひろげ)て、太陽(たいよう)の光(ひかり)の力(ちから)を使って(つかって)加速(かそく)したり、姿勢(しせい)を変え(かえ)て軌道(きどう)を変え(かえ)たりする実験(じっけん)を行い(おこない)ます。

「イカロス」のセイルは、打ち上げ(うちあげ)の時(とき)には本体(ほんたい)に巻か(まか)れていて、宇宙(うちゅう)に出(で)たところで本体(ほんたい)を回転(かいてん)させながら開き(ひらき)ます。ムービーをチェック。

最初(さいしょ)に、十字(じゅうじ)に引き出さ(ひきださ)れて、次(つぎ)にそれを四角く(しかくく)開く(ひらく)という順番(じゅんばん)。せっかくですから、これもちゃんと再現(さいげん)してセイルを開く(ひらく)ように作り(つくり)ます...ほんとにできるかな?ちょっと不安(ふあん)

「イカロス」については、JAXAクラブの「宇宙(うちゅう)ヨット、「イカロス」を大解剖(だいかいぼう)に詳しく(くわしく)載って(のって)います。

作ってみよう!

模型(もけい)とはいえ、かなりの大きさ(おおきさ)になりますから、本体(ほんたい)は軽く(かるく)て丈夫(じょうぶ)な材質(ざいしつ)で作ら(つくら)なくちゃいけません。今回(こんかい)は本体(ほんたい)にダンボールを、セイルにはビニールシートを使い(つかい)ました。

まずは設計(せっけい)、撮影(さつえい)してきた写真(しゃしん)や図面(ずめん)を元(もと)に、どんな風(ふう)に作る(つくる)か考え(かんがえ)ます。とにかく大きい(おおきい)ので作る(つくる)順番(じゅんばん)も大切(たいせつ)です。

(つぎ)に本体(ほんたい)の材料(ざいりょう)を切って(きって)、それを組み立て(くみたて)ます。本体(ほんたい)はダンボールを組み合わせ(くみあわせ)て、ドーナツをつないだ形(かたち)で作り(つくり)ました。

さて、いよいよセイルです。細長い(ほそながい)ビニールシートをつなぎ合わせ(あわせ)て作り(つくり)ます。間違える(まちがえる)とちゃんと開い(ひらい)てくれないので気(き)をつけて…

セイル同士(どうし)をつなぎ合わせ(あわせ)て、本体(ほんたい)へ巻き(まき)つけます。とにかく大きい(おおきい)ので大変(たいへん)です。本物(ほんもの)はどうやって作っ(つくっ)たんだろう?

うまく作れたみたいだね!
できたー!!

広げてみよう!

せっかくちゃんとセイルが開く(ひらく)ように作っ(つくっ)たんですから、広い(ひろい)場所(ばしょ)に持っ(もっ)ていって開い(ひらい)てみましょう。本物(ほんもの)の「イカロス」を見せ(みせ)てもらったJAXAの月・惑星探査(つきわくせいたんさ)プログラムグループにもう一度(いちど)お邪魔(じゃま)しました。

ここでプロジェクトマネージャーの森先生(もりせんせい)より「イカロス」についてのコメント。

よく調べてます。本物に近い雰囲気です。 ほ、ほめられた…

上級編 もっとくわしくしりたいキミへ!

イカロスが帆を広げた所だよー!

「イカロス」のセイルは14メートル×14メートルの正方形(せいほうけい)、本物(ほんもの)は薄(うす)さ0.0075ミリ(髪の毛(かみのけ)の太(ふと)さの約(やく)1/10です)のとても軽く(かるく)丈夫(じょうぶ)なフィルムでできています。これだけの大き(おおき)さですがセイル全体(ぜんたい)で手のひら(てのひら)に1円玉(えんだま)の2/10ぐらいの力(ちから)しか出せ(だせ)ません。え?そんなに弱い(よわい)(ちから)で動く(うごく)の?と思う(おもう)かもしれませんが、宇宙(うちゅう)では空気(くうき)などの他(ほか)に邪魔(じゃま)するものが何(なに)もないため、弱い(よわい)(ちから)でも長い(ながい)時間(じかん)かけることで十分(じゅうぶん)な力(ちから)を発揮(はっき)することができるんです。

先生、保護者の方々へ


人工衛星やロケットなど、映像や画像では見慣れていますが、データに書かれた数字から実際のサイズを実感するのはなかなか大変です。たとえば、小惑星探査機「はやぶさ」は、比較的小さな衛星ですが、本体が 約1m×約1.6m×約2m、太陽電池パネルの端から端までが5.7メートルあります。日常の物で例えるなら、大型の冷蔵庫の左右に畳を3枚づつ広げたぐらいのサイズ。こうした衛星などを実際に目の当たりにする機会はあまりありませんが、日常生活の中でその大きさを想像してみることで、より親しみがわくのではないでしょうか。

なお、相模原キャンパスの展示室では、実物大の衛星やロケットの模型/実物を公開しています。また、毎年行われる一般公開では普段見ることができない施設なども見学することができます。宇宙開発を実感することのできるまたとないチャンス。おすすめです。
相模原キャンパス見学案内

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