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宇宙の現場から

(だい)8回(かい):「きずな」プロジェクトチーム 小澤 悟(おざわさとる)

「きずな」プロジェクトチーム 小澤 悟(おざわさとる)

(だい)8回目(かいめ)は、宇宙利用推進本部(うちゅうりようすいしんほんぶ)「きずな」プロジェクトチーム 小澤 悟(おざわさとる)さんです。2008年(ねん)の2月(がつ)に打ち上げ(うちあげ)予定(よてい)の、超高速(ちょうこうそく)インターネット衛星(えいせい)「きずな(WINDS)」。この衛星(えいせい)に搭載(とうさい)する、マルチビームアンテナというアンテナの開発(かいはつ)を主(おも)に担当(たんとう)しています。

(1)現在携(げんざいたずさ)わるお仕事(しごと)について、教(おし)えてください。

2008年(ねん)の2月(がつ)に種子島宇宙(たねがしまうちゅう)センターから打ち上げ(うちあげ)予定(よてい)の、超高速(ちょうこうそく)インターネット衛星(えいせい)「きずな」プロジェクトチームで「きずな」の開発(かいはつ)をしています。その中(なか)でも特(とく)に、マルチビームアンテナというアンテナの開発(かいはつ)を担当(たんとう)しています。右下(みぎした)の「きずな」のイラストを見(み)てみてください。白(しろい大(おお)きな2つのアンテナと、その間(あいだ)にタワーが見(み)えますね。「きずな」をネズミの顔(かお)に例(たと)えると、両耳(りょうみみ)と鼻(はな)の部分(ぶぶん)です。これがマルチビームアンテナです。

(わたし)は、子供(こども)の頃(ころ)からものを作(つく)ることが大好(だいす)きでしたので、開発(かいはつ)の仕事(しごと)はとても楽(たの)しいです。

「きずな」イラスト

マルチビームアンテナは様々(さまざま)な部品(ぶひん)から作(つく)られています。これらの部品(ぶひん)を設計(せっけい)し、組(く)み立(た)てることで少(すこ)しずつアンテナができ上(あ)がっていきます。また、アンテナは打(う)ち上(あ)げ時(じ)の振動(しんどう)などロケット内(ない)の過酷(かこく)な環境(かんきょう)に耐(た)えなくてはなりません。そのため、様々(さまざま)な試験(しけん)を実施(じっし)する必要(ひつよう)があります。

これらの作業(さぎょう)は、主(おも)に、茨城県(いばらきけん)の筑波宇宙(つくばうちゅう)センターで行(おこな)います。

設計(せっけい)、組(く)み立(た)てから試験()まで行()い、ようやく打(う)ち上(あ)げのできるアンテナが完成(かんせい)します。アンテナが完成(かんせい)したときは、言葉(ことば)では言(い)い尽(つ)くせないほど嬉(うれ)しかったです。

現在(げんざい)、マルチビームアンテナを搭載(とうさい)した「きずな」は鹿児島県(かごしまけん)の種子島宇宙(たねがしまうちゅう)センターに来(き)ており、打(う)ち上(あ)げ準備作業中(じゅんびさぎょうちゅう)です。

(2)打(う)ち上(あ)げまでに、どのようなご準備(じゅんび)をされてきたのでしょうか?

(おお)きく分(わ)けて、「きずな」の開発(かいはつ)・試験(しけん)、打(う)ち上(あ)げ準備(じゅんび)、運用準備(うんようじゅんび)、初期機能確認準備(しょききのうかくにんじゅんび)、実験準備(じっけんじゅんび)です。開発(かいはつ)・試験(しけん)は先(さき)に述(の)べた通(とお)りですので、他(ほか)の4つの準備(じゅんび)についてご説明(せつめい)します。

1)(う)ち上(あ)げ準備(じゅんび)とは、「きずな」が種子島宇宙(たねがしまうちゅう)センターに来(き)てからの作業(さぎょう)です。「きずな」は、筑波宇宙(つくばうちゅう)センターから種子島宇宙(たねがしまうちゅう)センターへ分解(ぶんかい)して船(ふね)で運(はこ)びました。それらを組(く)み立(た)て、宇宙(うちゅう)でロケットから分離(ぶんり)された後(あと)に「きずな」が使用(しよう)する燃料(ねんりょう)を入(い)れ、最後(さいご)にロケットに搭載(とうさい)します。まだ現在(げんざい)は組(く)み立(た)て中(ちゅう)です。

2) 運用準備(うんようじゅんび)とは、「きずな」がロケットで宇宙(うちゅう)に運(はこ)ばれてから衛星(えいせい)を実際(じっさい)に動(うご)かすための準備(じゅんび)です。「きずな」は打(う)ち上(あ)げられると、たたんでいた太陽電池(たいようでんち)パドルやマルチビームアンテナを開(ひら)きます。その後(ご)、最終(さいしゅう)の目的地(もくてきち)である静止軌道(せいしきどう)まで飛行(ひこう)し、最後(さいご)に通信機器(つうしんきき)を動(うご)かします。運用準備で(うんようじゅんび)はこれらの手順(てじゅん)を確認(かくにん)していきます。私(わたし)はマルチビームアンテナの展開(てんかい)や通信機器(つうしんきき)の準備(じゅんび)を行(おこな)っています。この作業(さぎょう)は打(う)ち上(あ)げ直前(ちょくぜん)まで実施(じっし)されます。

3) 初期機能確認準備(しょききのうかくにんじゅんび)とは、「きずな」が静止軌道(せいしきどう)へ到達(とうたつ)した後(あと)、搭載(とうさい)している機器(きき)が正常(せいじょう)に動作(どうさ)していることを確認(かくにん)する作業(さぎょう)の準備(じゅんび)です。

4) 実験準備(じっけんじゅんび)とは、「きずな」の初期機能確認(しょききのうかくにん)が終(お)わってから実施(じっし)する通信実験(つうしんじっけん)の準備(じゅんび)です。私(わたし)は主(おも)に、マルチビームアンテナの軌道上(きどうじょう)での性能確認実験(せいのうかくにんじっけん)の準備(じゅんび)などを行(おこな)っています。

(3)「きずな」が私(わたし)たちにくれるものとは?

「きずな」の前で

「きずな」は、高速(こうそく)の光(ひかり)ファイバー並(な)みのインターネット接続環境(せつぞくかんきょう)を宇宙(うちゅう)から提供(ていきょう)するための技術(ぎじゅつ)を、みなさんに与(あた)えてくれます。

現在(げんざい)は、光(ひかり)ファイバーやADSLを使用(しよう)することができれば、高画質(こうがしつ)の画像(がぞう)や動画(どうが)をインターネット経由(けいゆ)で見(み)ることができます。この便利(べんり)な環境(かんきょう)を「いつでも、どこでも、誰(だれ)でも」使(つか)えるようにするため、様々(さまざま)な試(こころ)みがなされています。「きずな」もその一つで、宇宙(うちゅう)から高速(こうそく)なインターネット接続環境(せつぞくかんきょう)を実現(じつげん)する技術(ぎじゅつ)を、実験(じっけん)・実証(じっしょう)します。みなさんが使(つか)える、宇宙(うちゅう)を通(とお)しての高速(こうそく)なインターネット環境(かんきょう)が一日(いちにち)も早(はや)く実用化(じつようか)されるよう、「きずな」の仕事(しごと)を見守(みまも)っていきたいと思(おも)っています。

将来(しょうらい)、この便利(べんり)な環境(かんきょう)を実現(じつげん)するためにも、みなさんの応援(おうえん)をよろしくお願(ねが)いします。(続(つづ)く)


「きずな」に関(かん)するWebサイトを、いくつか紹介(しょうかい)するよ!

きずな/H-IIA14号機(ごうき)特設(とくせつ)サイト
http://www.jaxa.jp/countdown/f14/index_j.html
※きずな応援(おうえん)メッセージを募集(ぼしゅう)しています。ご応募(おうぼ)はこちらからどうぞ。

超高速(ちょうこうそく)インターネット衛星(えいせい)「きずな(WINDS)」のプロジェクトサイト
http://www.jaxa.jp/projects/sat/winds/index_j.html
※「きずな」について語(かた)るプロジェクトマネージャからの映像(えいぞう)コンテンツなどをご紹介(しょうかい)しています。

サテライト・ナビゲーター 人工衛星(じんこうえいせい)プロジェクト きずな(WINDS)のサイト
http://www.satnavi.jaxa.jp/project/winds/index.html
※「きずな」ってなに?、どこが凄(すご)いの?といったといった疑問(ぎもん)にお答(こた)えします。

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